長草のブドウ [長草のこと]
長草にはブドウ畑(ぶどう園)がたくさんある。籠池でタヌキと出会ったのもブドウ畑だった。ブドウ畑は、ネットや目の細かい柵でグルリと囲まれているので、車で走っていてもすぐに見つけることができる。
大府で栽培されているブドウの多くは巨峰などの生食用で、ワインのためのブドウは栽培されていない。
山梨や長野のように、ブドウの産地として有名な所は、ワインの産地としても有名であるのに対して、大府にはなぜ、ワイナリーがないのだろう...と以前から思っていたが、
考えてみれば、巨峰など商品価値の高いブドウを、コストをかけてワインにしても、採算が合わないだろう...ということは想像できる。また、ワインの産地としてのブランドイメージを築いていくのにもコストと時間が必要で、それなりの企業体が参加しない限り、なかなか難しいことなのだろう。
大府で生食用のブドウの生産がはじまったのは昭和25年。長草に住む山口保さんが始めたという。そう考えると、現在では知多半島の広い範囲で生産されている生食用のブドウの起源を長草に求めることができるのだろうか?
しかし驚くことに、長草でのブドウ栽培の起源は、さらにさかのぼることができる。明治15年、盛田久左エ門が、ワイン製造のため、長草でのワイン用のブドウの栽培を推進したという(盛田久左エ門は、造り酒屋「子の日松」(ソニーの盛田昭夫の実家である))。ただ、虫害などによって、すぐにこのブドウ栽培は絶えてしまうのだが。
■盛田のサイト
http://www.moritakk.com/
MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)―わが体験的国際戦略
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xml_xsl さん、nice! ありがとうございます。
ブドウの季節になると、毎日ブドウを楽しめます。これは大府の良い所の1つです。でも、ブドウ狩りはしたことがありません。
by 長草の牛 (2007-03-24 19:01)