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牛に治してもらいたかった病気とは... [長草のこと]


前回、天神さんの牛は、病気平癒を願った人々の思いが形になったもの...という話を書いたが、数ある病気の中で、昔の人がもっとも治してもらいたかった病気は何だろうか? 昔の物語に度々登場する、猛威を振るった疫病のナンバー1...疱瘡(天然痘)ではなかったろうか。

ジェンナー(1749年5月17日〜1823年1月26日)が天然痘ワクチンを開発(1796年)するまで、日本は勿論、世界中で多くの人々の命を奪ってきた。特に子供にとって、感染すればそのまま死に至るという恐ろしい病気であった。

菅原道真を陥れた藤原時平の家族の死因も天然痘であったといわれている。

そういえば、ジェンナーが、天然痘ワクチンを思いついたのは、農家に古くから伝わる「牛痘にいつも触れている乳しぼりの人たちは、天然痘にかからない」という伝承を聞いたことによるという。ここからジェンナーは、牛痘を利用した予防接種を思いついたという。

日本にも古くから、こんな言い伝えがあっただろうか...あったとしても不思議ではないような気がするが...。

ジェンナーの贈り物—天然痘から人類を守った人

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ジェンナーの遺言

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