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長草の領域の考え方 [長草のこと]

ため池や役行者の記事を書いていて、困った事があった。
それは、どこまでを長草と考えるか...ということで、昔は長草町であったが、今は違う...ということが多いからである。

例えば、役行者の記事で、愛原の役行者を紹介したが、すでに愛原という地名はなく、共西町7丁目になっている。ため池の記事で紹介した上宮池・下宮池は、やはり愛原にあったのだが、明成町1丁目になっている。いずれも、長草町から外れてしまった。
http://blog.so-net.ne.jp/nagakusa/2007-03-15
http://blog.so-net.ne.jp/nagakusa/2007-03-16

区画整理を行ったり、新しい道路を通す事で、町の輪郭が変わり、町名も変わってくる。「○○何丁目」と呼ばれている所は、大体が、この新しいスタイルの呼び方になった所で、長草のように、「ドント」や「上田ノ松」「本郷」「田面」などという ”楽しい” 地名が残っている所は、そうではない所...これから変っていく所...となる。

ついでなので、現在残っている長草の地名を並べてみよう。(50音順)
石原/いせ木/五ツ屋東/杁口下/後田/大池/大坂下/上田ノ松/上長口/亀池/車池/笹山/北山/田ノ松/下長口/下ノ坪/白ハ下/新池/立根/田ノ神/茶臼/坪井/田面/殿田/道仙/ドンド/中屋敷/仲良畑/凪場/西忍場/西寄合/八幡西/東忍場/東寄合/火燈/平手前/深廻間/法林坊/螢ケ脇/本郷/前新切/前田/前屋敷/峯/向江/向江裏/墓所根/山口

味わい深い名前ばかりだ。近い将来、こうした名前が失われ、「○○何丁目」と呼ばれる日が来るのが残念だ。


このように、長草領域は変化(縮小)しているのだが、昔の名残は学校区などからうかがい知る事ができる。住宅街の隣り合った家なのだが、通う中学校が違うなど、住民の生活の中には、以前の長草の領域が生きていたりもして、表面上の地図と生活レベルの地図...この2つの地図が、今の所並存しているようだ。

日本の地名

日本の地名

  • 作者: 谷川 健一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: -


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