ポケットパークと火の見櫓(本郷交差点) [長草のポイント]
本郷の交差点は、いってみれば中世からの長草の中心となっている。長草天神社があり、長草公会堂(長草のコミュニティの中心地)があり、農協があり...。
そんな本郷の交差点の一画に、ポケットパークがあります。ポケットパークというのは、地域内外の人が気軽に訪れて人と人の繋がりが出来るようにした小さなスペースのことをいいます。ベンチや植栽、街路灯などを置き、洒落た舗装を施す...というのが定番ですが、ここは、その定番通りに考えられているようです(植栽などはこれからなのでしょう)。
道路の流れを変更したりして、スペースが空いたりすると、こうしたポケットパークが作られることがよくあります。ここも道路の拡幅や交差点の変更などによって生まれたスペースを利用しているように思えます(他の理由や要素もあるでしょうが)。
一方で、こうした道路の拡幅や変更によって失われたものもあります。それは、火の見櫓。平成6年までこの交差点の近くにあったそうです。(写真の火の見櫓は、それ以前のもので、昭和27年までのもので、この近くにあったものです。)
防災や防犯の意識が高まる昨今、火の見櫓は、こうした意識のシンボルとして、あるいは防災時の指示ポイントとして、残っていても面白いのではないか...などと思ったりもしました。
なんとなく地域のアイデンティティを強化しそうで、実際の役にも立つのではないでしょうか。もっとも、地震で倒れてしまっては、元も子もないので、それなりの補強が必要となりますが...。
まだ、火の見櫓の残っている地域の人達は、頑張って残してみてはどうでしょうか?
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