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長草の領域の考え方 [長草のこと]

ため池や役行者の記事を書いていて、困った事があった。
それは、どこまでを長草と考えるか...ということで、昔は長草町であったが、今は違う...ということが多いからである。

例えば、役行者の記事で、愛原の役行者を紹介したが、すでに愛原という地名はなく、共西町7丁目になっている。ため池の記事で紹介した上宮池・下宮池は、やはり愛原にあったのだが、明成町1丁目になっている。いずれも、長草町から外れてしまった。
http://blog.so-net.ne.jp/nagakusa/2007-03-15
http://blog.so-net.ne.jp/nagakusa/2007-03-16

区画整理を行ったり、新しい道路を通す事で、町の輪郭が変わり、町名も変わってくる。「○○何丁目」と呼ばれている所は、大体が、この新しいスタイルの呼び方になった所で、長草のように、「ドント」や「上田ノ松」「本郷」「田面」などという ”楽しい” 地名が残っている所は、そうではない所...これから変っていく所...となる。

ついでなので、現在残っている長草の地名を並べてみよう。(50音順)
石原/いせ木/五ツ屋東/杁口下/後田/大池/大坂下/上田ノ松/上長口/亀池/車池/笹山/北山/田ノ松/下長口/下ノ坪/白ハ下/新池/立根/田ノ神/茶臼/坪井/田面/殿田/道仙/ドンド/中屋敷/仲良畑/凪場/西忍場/西寄合/八幡西/東忍場/東寄合/火燈/平手前/深廻間/法林坊/螢ケ脇/本郷/前新切/前田/前屋敷/峯/向江/向江裏/墓所根/山口

味わい深い名前ばかりだ。近い将来、こうした名前が失われ、「○○何丁目」と呼ばれる日が来るのが残念だ。


このように、長草領域は変化(縮小)しているのだが、昔の名残は学校区などからうかがい知る事ができる。住宅街の隣り合った家なのだが、通う中学校が違うなど、住民の生活の中には、以前の長草の領域が生きていたりもして、表面上の地図と生活レベルの地図...この2つの地図が、今の所並存しているようだ。

日本の地名

日本の地名

  • 作者: 谷川 健一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: -


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どぶろく祭りリスト [長草のこと]

どぶろく祭り リスト

■愛知県大府市
名称:長草天神社 どぶろく祭り
日程:2月24日(25日に近い前の日曜日)
場所:愛知県大府市長草町 長草天神社
交通:JR共和駅からタクシー
問合せ:---
内容:毎年2月に長草天神社で催される500年もの歴史のある祭です。
氏子が醸造したどぶろくが神前に奉納され、参拝客にも振舞われます。
福と徳を授けると言われる酒好きの猩猩(しょうじょう)が、高さ3mの巨体を揺さぶり赤ら顔で登場。(大府市観光協会から)
http://www.obu-kankou.gr.jp/event/doburoku/index.html

■長野県茅野市
名称:茅野市どぶろく祭り
日程:4月27日
場所:長野県茅野市(ちのし)本町 御座石神社(ございしじんじゃ)
交通:JR中央線 茅野駅下車、バス約8分
問合せ:茅野市観光案内所(0266-72-2637)
内容:御座石神社の氏子の中から選ばれた醸造当番が境内の酒蔵でどぶろくを醸造し、その粕(かす)でうどんをあえて、鹿の肉と共に神前に供える。祭り当日は地域の人々が持ち寄った手料理を肴に、車座になってどぶろくを飲み交わす。
http://hometown.infocreate.co.jp/chubu/chino/maturi.html

■岐阜県高山市一之宮町(旧 岐阜県大野郡宮村)
名称:水無神社どぶろく祭
日程:5月1日〜2日
場所:岐阜県高山市一之宮町 水無神社(みなしじんじゃ)
交通:JR高山本線 飛騨一ノ宮駅
問合せ:水無神社(0577-53-2001)
内容:1日が試楽祭、2日が本楽祭で、本楽祭では行列が行われ、神代踊り・闘鶏が行われ、どぶろくが振舞われる。そのためこのお祭りを別名「春のどぶろく祭り」ともいう。
水無神社は古代の天皇の即位の儀式と関連の深い聖地・位山(くらいやま)を事実上の御神体とする重要な神社であり、飛騨一宮になっている。この所在地「宮村」という名前もこの神社から来たもの。
また、この神社は夜明け前」を書いた島崎藤村の父島崎正樹が神官を務めていたことでも知られている。
http://www.ffortune.net/calen/maturi/05/doburoku-minasi.htm

■岐阜県白川村 
名称:白川郷 どぶろく祭り
日程:白川八幡神社(10月14日〜15日)/鳩谷八幡神社(10月16日〜17日)/飯島八幡神社(10月18日〜19日)
場所:岐阜県白川村内の、白川八幡(シラカワハチマン)神社、鳩谷八幡(ハトガヤハチマン)神社、飯島八幡(イイジマハチマン)神社の3つの神社
交通:東海北陸自動車道白川郷IC
問合せ:白川村役場 産業課 商工観光係(05769-6-1311)
内容:氏子たちが剣旗や五色旗を持つ笠をかぶり、裃・紋付羽織袴の出で立ちで氏子集落を巡る御神幸(神様が御輿に移り集落を巡る)を行い、それが終わると御輿は神社にかえり、境内に敷かれたムシロの上で、どぶろくを飲みかわす。また、奉芸殿では、獅子舞や民謡などの郷土芸能が披露され、夜更けまで境内は賑わう。
http://shirakawa-go.org/lifeinfo/info/kankou/maturi.html
http://bunkashisan.ne.jp/search/ViewContent.php?from=14&ContentID=130(ムービーあり)

■大分県杵築市
名称:白髭神社どぶろく祭り
日程:10月17日・18日
場所:大分県杵築市大田杵築市大田沓掛 白鬚田原神社
交通:宇佐別府道路速見ICを降り、速見大田ふれあいロード(広域農道)で約45分。JR山香駅からタクシーで約15分。JR宇佐駅から大分交通路線バスで約40分(途中乗り継ぎあり)
問合せ:杵築市産業建設部 商工観光課(0978-62-3131)
内容: 境内に並んだ人々が黒い盃になみなみとどぶろくをいただくと、神社は赤い顔をした人々の歓声で満ちあふれます。一人当たりの酒量に制限はありません。神のお下がりともいえるどぶろくを目当てに、県内はもとより九州一円、遠くは関東の方から2〜3万人もの観光客がつめかけます。
これは毎年10月17・18日の大祭の日の人釜ですが、昨年からは飲酒運転による交通事故防止のために運転手には持ち返り用の器にどぶろくをいれて提供、境内での飲酒をご遠慮願っています。
 どぶろく祭りは、9月25日の醸造始の儀から掛添えの儀・口開式、酒精検査・潔斎式・潮汲み・大祭・出座の儀・10月20日の終祭で祭りが終わることとなります。
 ここではお祭りについてごく簡易にしか紹介できませんが、
杵築市のホームぺージhttp://www.city.kitsuki.oita.jp/indexpc.phpでも紹介されています。(杵築市商工観光課)

■茨城県行方市(なめがたし)
名称:青沼どぶろく祭
日程:11月23日
場所:茨城県行方市(旧行方郡麻生町)青沼 春日神社
交通:大洗鹿島線 鹿島駅からタクシー。鹿島鉄道 玉造町駅からタクシー
問合せ:行方市麻生商工会(0299-72-0520
内容:平安時代の初期、奈良の春日神社から分祀した青沼の春日神社の建立を祝って始められた五穀豊穣の祭り。酒造りは青沼地区四地区の氏子らが持ち回りで行い、当番地区は十月下旬から準備に入り、十一月十日から神社の境内にある酒倉で本仕込みが行われ、夜昼となく見回りを続けて温度を調節していく。どぶろくは祭り当日参拝者に無料で振舞われ、夜には境内で演芸会なども開催される。
市指定無形民俗文化財。
http://www.sopia.or.jp/aso/ibento/doburoku/index.html
http://www.city.namegata.ibaraki.jp/kanko/ma_event/01/index.html

■三重県熊野市 
名称:大森神社どぶろくまつり(おおもりじんじゃどぶろくまつり)
日程:11月23日
場所:三重県熊野市 大森神社
交通:JR熊野市駅からバス50分、バス停:尾川→徒歩15分
問合せ:熊野市観光スポーツ交流課(0597-89-4111)
内容:800年以上続く伝統の祭り。神事の後、豊作に感謝しどぶろくが振る舞われる。神社には神明造りをはじめ、15種類の建築様式があるが、大森神社の本殿は春日造り。
http://kumadoco.net/news_after/view.cgi?no=407
http://www.kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=138

■福島県南会津郡南会津町
名称:会津田島祇園祭
日程:7月22日〜24日
場所:福島県南会津郡南会津町 田出宇賀(たでうが)神社・熊野神社
交通:東武鉄道浅草駅から会津鬼怒川経由3時間15分。会津田島駅。
問合せ:南会津町企画観光課(0241-62-6200)
内容:800年以上受け継がれた、国の重要無形民俗文化財。現在の「会津田島祇園祭」は約400年前の慶長時代の復興願いの「しきたり」が受け継がれている。
お祭りを運営するのは「お党屋組」と呼ばれる氏子たちで組織された12組で、13年に1度「当番お党屋組」が回ってきて、「お党屋本」を中心にお祭りを運営する。
祇園祭では、どぶろく造りを認められていたところで、祭りのお神酒もどうぶろくが使われる。7月9日、お神酒に使うどぶろくの仕込みが始まり、7月21日に「御神酒開き」が行われ、お神酒を神社本殿に備え、神職を当番お党屋本の家に招いて、聞き酒をする。 7月22日からのお祭りの期間、神社ではどぶろくのお神酒が無料で振舞われる。
22日 宵祭、23日 本祭、24日 太々御神楽祭
http://www.minamiaizu.org/gion/index.html
http://www.dydo-matsuri.com/list20/aidu/index.html

■香川県三豊市
名称:宇賀神社 どぶろく祭り
日程:10月14日・15日
場所:香川県三豊市豊中町 宇賀神社
交通:JR予讃線比地大駅、本山駅
問合せ:三豊市建設経済部 商工観光課(0875-62-1129)
内容:古式醸造用具で醸造され、口開けの儀式のあと、神前に供えられる「どぶろく」。宇賀神社では、毎年秋の例大祭のときに氏子や参拝者にこのどぶろくがふるまわれます。
まつりにどぶろくがふるまわれるようになったのは、約300年前からと言われており、氏子の中の「酒造り杜氏(とうじ)」によって代々受け継がれています。
http://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=1114
http://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=1787

■千葉県南房総市丸山町
名称:莫越山神社 (ナコシヤマジンジャ) 神酒醸造神事
日程:9月16・17日
場所:千葉県南房総市丸山町沓見 莫越山神社 (ナコシヤマジンジャ)
交通:JR館山駅からバスで加茂瓦屋前から徒歩、JR南三原駅からタクシー
問合せ:千葉県南房総市丸山町(0470-40-5020)
内容:奉楽・猿田彦の舞,神酒醸造神事 町指定重要文化財。神社の創建年代:1700年代。
神酒醸造神事として、1300年ほど前から伝わる伝統行事。氏子が栽培した米を使って醸造し、神に供える神事。祭典終了後に神酒を参拝者に振る舞い、神人合一、氏子和合を図ったのが始まりとされる。
清酒づくりは、現在、伊勢神宮、出雲大社、岡崎八幡宮とともに、全国4か所だけが許可されている。
する神輿の担ぎ手や氏子らに振る舞われる
http://www.bonichi.com/modules/dnws/item.php?Ym=2006-09&iid=1421

■岡山県新見市
名称:新見船川八幡宮秋季大祭 酒造献供
日程:10月15日
場所:岡山県新見市 新見船川八幡宮
交通:JR新見駅
問合せ:新見市経済部商工観光課(0867-72ー6136)
内容:新見船川八幡宮秋季大祭の一部として、酒造献供が行われる。御輿の御神幸に際しては、前駆として御神幸武器行列も行われる。元録10年(1697)に新見藩主となった関備前守長治が,御神幸の警備に当たらせたのが始まりと伝えられている。
http://www.city.niimi.okayama.jp/?ID=5269

■山口県宇部市
名称:岡崎八幡宮 白酒(しろき)の奉仕
日程:10月の第3日曜日の岡崎八幡宮の秋祭り、11月の第3週位の土・日・月の新嘗祭、正月3ケ日、2月の 節分の日
場所:山口県宇部市船木宮本 岡崎八幡宮
交通:JR山陽線 ことう駅からタクシー
問合せ:岡崎八幡宮(0836-67-0071)
内容:神功皇后がこの地にお手植えになられた米でお神酒を作り、神様にお供えしたのが始めと言われ、應永3年(1396年)長門の国守護職大内義弘が神田を寄付し、早米初穂の御神飯(おんみけ)・御神酒(おんみき)で新嘗祭を行った。社家の宇津見家が代々醸造に携わり、口伝えにより継承されている。現在の醸造法は室町時代の醸造法。
※「白酒」とは、ドブロクを濾過し液体のみにしたもの。清酒ではあるが、酵母などにより白い色をしているのでこう読んでいる。市販の清酒は、さらに沈殿させ、透明状にしたもの。
http://www.stellar.meon.ne.jp/~kusunokichoshokokai/seinen/okazaki/okazakihatimannguu.htm


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日本のどぶろく祭り追加...12カ所に [長草のこと]

どぶろく祭り リスト(http://blog.so-net.ne.jp/nagakusa/2007-03-09
に次の4つを加え、12といたします。

■香川県三豊市
名称:宇賀神社 どぶろく祭り
日程:10月14日・15日
場所:香川県三豊市豊中町 宇賀神社
交通:JR予讃線比地大駅、本山駅
問合せ:三豊市建設経済部 商工観光課(0875-62-1129)
内容:古式醸造用具で醸造され、口開けの儀式のあと、神前に供えられる「どぶろく」。宇賀神社では、毎年秋の例大祭のときに氏子や参拝者にこのどぶろくがふるまわれます。
まつりにどぶろくがふるまわれるようになったのは、約300年前からと言われており、氏子の中の「酒造り杜氏(とうじ)」によって代々受け継がれています。
http://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=1114
http://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=1787

■千葉県南房総市丸山町
名称:莫越山神社 (ナコシヤマジンジャ) 神酒醸造神事
日程:9月16・17日
場所:千葉県南房総市丸山町沓見 莫越山神社 (ナコシヤマジンジャ)
交通:JR館山駅からバスで加茂瓦屋前から徒歩、JR南三原駅からタクシー
問合せ:千葉県南房総市丸山町(0470-40-5020)
内容:奉楽・猿田彦の舞,神酒醸造神事 町指定重要文化財。神社の創建年代:1700年代。
神酒醸造神事として、1300年ほど前から伝わる伝統行事。氏子が栽培した米を使って醸造し、神に供える神事。祭典終了後に神酒を参拝者に振る舞い、神人合一、氏子和合を図ったのが始まりとされる。
清酒づくりは、現在、伊勢神宮、出雲大社、岡崎八幡宮とともに、全国4か所だけが許可されている。
する神輿の担ぎ手や氏子らに振る舞われる
http://www.bonichi.com/modules/dnws/item.php?Ym=2006-09&iid=1421

■岡山県新見市
名称:新見船川八幡宮秋季大祭 酒造献供
日程:10月15日
場所:岡山県新見市 新見船川八幡宮
交通:JR新見駅
問合せ:新見市経済部商工観光課(0867-72ー6136)
内容:新見船川八幡宮秋季大祭の一部として、酒造献供が行われる。御輿の御神幸に際しては、前駆として御神幸武器行列も行われる。元録10年(1697)に新見藩主となった関備前守長治が,御神幸の警備に当たらせたのが始まりと伝えられている。
http://www.city.niimi.okayama.jp/?ID=5269

■山口県宇部市
名称:岡崎八幡宮 白酒(しろき)の奉仕
日程:10月の第3日曜日の岡崎八幡宮の秋祭り、11月の第3週位の土・日・月の新嘗祭、正月3ケ日、2月の 節分の日
場所:山口県宇部市船木宮本 岡崎八幡宮
交通:JR山陽線 ことう駅からタクシー
問合せ:岡崎八幡宮(0836-67-0071)
内容:神功皇后がこの地にお手植えになられた米でお神酒を作り、神様にお供えしたのが始めと言われ、應永3年(1396年)長門の国守護職大内義弘が神田を寄付し、早米初穂の御神飯(おんみけ)・御神酒(おんみき)で新嘗祭を行った。社家の宇津見家が代々醸造に携わり、口伝えにより継承されている。現在の醸造法は室町時代の醸造法。
※「白酒」とは、ドブロクを濾過し液体のみにしたもの。清酒ではあるが、酵母などにより白い色をしているのでこう読んでいる。市販の清酒は、さらに沈殿させ、透明状にしたもの。
http://www.stellar.meon.ne.jp/~kusunokichoshokokai/seinen/okazaki/okazakihatimannguu.htm

    

全国には、神酒を自ら醸造して神事をとり行っている神社が43社あるそうだ。神社全体の0.05%...。長草神社を含め、ここで紹介している神社は、この0.05%に入るのです。

神酒を製造するにあたっては、神社側から税務署長あてに、酒の種類・製造見込み数量・製造期間・製造方法などについての申告が必要。酒税法第四一条の規定により、生成酒の数量・アルコール分などを検定確認した上で、酒税が徴収される。(先日飲んだ、どぶろくにも税金が...?)

また、酒造許可の条件として、製造の酒類は神社の祭祀用として使用するものに限ること、境内から持ち出したり販売したりしないこと、製造数量は規定量(現行の認可限度は7キロリットル)を超えないことなど、いくつかの事項の確約が必要となる。

近年、この酒税法が改正され、作りやすくなったとはいわれているが、お神酒一つ作るのも、今の日本では大変な事なのだ。

また、酒造許可を与えられている神社のうち、清酒の製造免許を有するのは出雲大社(島根県)・伊勢神宮(三重県)・莫越山神社(千葉県)の3社(上の記事によると、これに岡崎八幡宮(山口県)が加わり4社となる)にしか清酒の製造免許は与えられていない。他の40社が作っているのが「その他の雑酒」...そう、「どぶろく」なのである。(参考文献:酒の日本文化 知っておきたいお酒の話)

酒の日本文化 知っておきたいお酒の話

酒の日本文化 知っておきたいお酒の話

  • 作者: 神崎 宣武
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2006/09/22
  • メディア: 文庫


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猩猩に叩かれると、どうして元気になれるのか... [長草のこと]


科学的意識を持たない昔の人々が、病気平癒の助けを求めたのは神仏であり、また、疱瘡を引き起こすと考えられていた「疱瘡神」が、赤い色を嫌う事から、「疱瘡神除け」として赤いものを身につけたりもした。赤い張子の犬人形や赤で描かれた鍾馗の絵などとともに、赤い牛の歯なども、お守りにしていたという。

赤...といって、長草天神社関係で思い浮かぶのは、猩猩(しょうじょう)である。猩猩は、長草に限らず、名古屋市緑区から知多半島にかけて、祭りで登場する赤い顔をした物怪(山車人形として登場もする)で、それこそ映画の「もののけ姫」や「妖怪大戦争(近藤正臣が猩猩役であったと思う)」に登場するぐらい、日本ではポピュラーな存在。もともと中国の「山海経」に登場する物怪なのだが、日本の能(のう)で取り上げられる頃になると洗練され妖精のような感じでもある。猩猩に関しては、別の機会に記事にするとして....。

猩猩の血は、最も赤いとされ、これで染めると色あせないとされていた。そんなことから、鮮やかな赤を持つものに「猩猩○○」と名付けている、例えば「猩猩草」や「猩猩とんぼ」なんかがそれに当てはまる。(「ショウジョウバエ」は別の理由である。)

だから、猩猩もはじめは、別に赤い顔ではなかったのだろうが...赤い方が分かりやすいし...。

だから、お祭りで猩猩が子供を叩いたり撫でたりするのは、「子供の健康を守りたい」「病気にかからず大きくしたい」という大人達の願いがこもっているわけだ。

わらべ歌の「とおりゃんせ」の中にも、子供の7歳のお祝いのために、天神様にお札を収めにいく...と歌われているが、子供をこの年にまで育て上げるのが、如何に大変であったか、うかがい知る事ができる。「七五三参り」も同じ事で、子供を丈夫に育てるために、神仏の力を借りたかった親心を汲み取ることができる。

つまり...天神さんは、子供の病気を払い、健康に育ててくれることを願う神様だったということだ。

最近は、「学問の神様」として、親子連れ立って訪れる天神さん。医学・科学技術の進歩や教育意識の向上という文明の発展を背景に、訪れる理由は代わってきたが、その時代時代で、家族にとっての最も関心のある出来事のために、天神さんを訪れるという行為は変っていない。それだけ、天神さんは、人々の心に深く根ざした存在だということだろう。

天神さんと牛と猩猩に見守られている長草の子供達は、元気に育たないはずがない。

疱瘡神—江時代の病いをめぐる民間信仰の研究

疱瘡神—江時代の病いをめぐる民間信仰の研究

  • 作者: ハルトムート・オ ローテルムンド
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 単行本

Sony Style(ソニースタイル)
さくら ひな祭り 卒業・退職祝い 春のお祝い!春の花贈りが満開!【日比谷花壇】


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牛に治してもらいたかった病気とは... [長草のこと]


前回、天神さんの牛は、病気平癒を願った人々の思いが形になったもの...という話を書いたが、数ある病気の中で、昔の人がもっとも治してもらいたかった病気は何だろうか? 昔の物語に度々登場する、猛威を振るった疫病のナンバー1...疱瘡(天然痘)ではなかったろうか。

ジェンナー(1749年5月17日〜1823年1月26日)が天然痘ワクチンを開発(1796年)するまで、日本は勿論、世界中で多くの人々の命を奪ってきた。特に子供にとって、感染すればそのまま死に至るという恐ろしい病気であった。

菅原道真を陥れた藤原時平の家族の死因も天然痘であったといわれている。

そういえば、ジェンナーが、天然痘ワクチンを思いついたのは、農家に古くから伝わる「牛痘にいつも触れている乳しぼりの人たちは、天然痘にかからない」という伝承を聞いたことによるという。ここからジェンナーは、牛痘を利用した予防接種を思いついたという。

日本にも古くから、こんな言い伝えがあっただろうか...あったとしても不思議ではないような気がするが...。

ジェンナーの贈り物—天然痘から人類を守った人

ジェンナーの贈り物—天然痘から人類を守った人

  • 作者: 加藤 四郎
  • 出版社/メーカー: 菜根出版
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 単行本


ジェンナーの遺言

ジェンナーの遺言

  • 作者: 山崎 光夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1986/12
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牛は、いつから天神様にいるのか... [長草のこと]


神様のお使いとして、いろいろな動物が登場します。

春日神社の鹿、住吉神社の兎、日吉神社の猿、八幡神社の鳩、稲荷神社の狐...といった具合です。そして天神社はもちろん牛。長草の天神社にも、2頭の牛が、狛牛のように階段の両脇に並んでいます。

さて、この牛、いつから天神さんにいるのでしょう。

言い伝えでは、菅原道真と牛の関係が多く取り上げられています。例えば...
「菅原道真は丑年の生まれである」
「大宰府へ左遷される時、可愛がっていた牛がを泣いて見送った」
「菅原道真は牛に乗って大宰府へ行った」
「菅原道真は牛を可愛がり、牛もよくなついていた」
「太宰府に行く途中、藤原時平が放った刺客に襲われるが、牛が菅原道真を守った」
「菅原道真の墓所(太宰府天満宮)の位置は牛が決めた」
といった具合です。

一方で、最近の続日本紀の研究などから、天神さんの牛は、疫病退散の象徴として、土牛を祀ったのがはじまりではないか、と考えられるようになりました。続日本書紀は延暦16年(797年)に完成しているので、菅原道真が生まれる50年も前の話です。

トラクターや耕耘機が登場する前(つい最近の事なんです)の日本では、牛は最大の動力(働き手)、農業には欠かせない大事な存在でした。同時に、強さのイメージも持っていたようです。天神社や天満宮には「なで牛」という病気平癒を願う石像の牛が見かけられます。自然の神であり農業の神である天神さんと牛は結びつきやすく、日本でも広がっていったと考えられます。

神様に病気が平癒する事を祈り、平癒のお礼に土でつくった牛を祀ったという土牛信仰は、中国の道教の「春牛迎春」などに起源が求められるようです。これは後漢の時代(25年 - 220年)からあったそうです。

どうやら、菅原道真が天神さんに牛を連れてきたというよりも、牛のいる天神さんに菅原道真がやってきたというのが、正解のようです。

牛馬のいた風景―三浦半島の農耕とくらし

牛馬のいた風景―三浦半島の農耕とくらし

  • 作者: 辻井 善弥
  • 出版社/メーカー: 夢工房
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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天神様は、いつから学問の神様になったのか... [長草のこと]

受験のシーズンには、各地の天満宮(天神社)は賑わってきた。長草天神社も。

菅原道真が学者ので出であった事や、若いときから歌が認めれていた事から、学問や勉強の神様として子供にも親しまれてきた。

また、「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」の歌から、どこの天神社も梅が植えられ、シーズンになると梅の花が咲く神社として、人の足の向かう場ともなっている。

天神さんには、こうした穏やかで優しい雰囲気を持つ反面、先回の記事のように、災害や疫病をもたらす怖い神様としての顔も持っている。

いつから、こうした優しい側面がクローズアップされてきたのだろう。

菅原道真と天神さんが結びつく以前(10世紀以前ということです)から、天神さんには、自然を司る絶対的な神様として、人々に祀られていたわけで、自然の優しい面と厳しい面の両方を合わせ持っていたのは当然のことだろうと思う。

自然の恵みがあるからこそ生きていける反面、自然によって酷い目にも遭う(だから、天神さんは農耕の神さまでもあるわけで)...日本という国の自然と上手く折り合いをつけていくためにも、天神さんを祀る事は重要な意味を持っていただろう。

やがて、悲運のうちに没した菅原道真に対する同情と崇敬を元に、それに続いて起きた天変地異や疫病の流行が、政治闘争の時代というバックグランドを土壌に、天神さんと菅原道真を結びつけ、それまで人格の要素がなかった天神さんという神様に、学問や梅の花といった人間的な彩りを添える事になったのだろう。

とはいえ、いきなり菅原道真のそういった側面が前面に出てくる事はなかっただろう。やはり、時代が下り、技術が進歩し、自然をある程度コントロールをできるようになって、生きる事に余裕が出てきた時に、学問や梅の花の天神さんという面がクローズアップされれたのだと思う。

天神さんは、日本全国に、3953社(天満宮・天満神社・北野神社・菅原神社を含めて)あって分社の数は第3位である。もちろん、学問の神様として広がったのではなく、自然の神様・農耕の神様としてして広がっていったわけで...ここ長草の地に天神さんが祀られているのも、先人達が、この地で一生懸命に生きていこうとした気持ちの現れのように感じている。

風土―人間学的考察

風土―人間学的考察

  • 作者: 和辻 哲郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1979/01
  • メディア: 文庫

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菅原道真は、いつから天神様になったのか... [長草のこと]

週末あたりから、画像はアップロードできなくなるし、Macの調子も悪くなるし...で、記事を思うように書けない状態が続いている...。原因が分からず、困ってしまう...。

と言っていても始まらないので、できる範囲内で記事を書いていきます。

菅原道真は、いつから天神様になったのか...。

長草天神社の御神体は、ご存知、菅原道真です。承和12年6月25日(845年8月1日)〜延喜3年2月25日(903年3月31日)とされていますから、今から1100年ほど前に亡くなっています。旧暦の命日に合わせてどぶろく祭りをしているようです。

代々、菅原家は学者の家柄で、中流の貴族であったようですが、菅原道真は宇多天皇に重用され急速に地位を高め、政治改革を推進していきます。土地制度や税制度の見直しなどの政治改革は、有能であるだけでなく、既得権益をもたない学者貴族出身の菅原道真でなければできなかったかもしれません。

国の財源確保のために、荘園などの私有地を国家に取り戻すことも考えていたようですから、反発も招いた事でしょう。荘園整理のため検地実施予定の902年(延喜2年)の前の年に、菅原道真は失脚させられます。

当時の反対勢力である既得権益者、藤原氏をはじめとする貴族(官僚)階級の勢力盛り返しで、菅原道真は太宰府に左遷され、その地で亡くなることになりました。

菅原道真の死後(903年)、京都の異変や、皇子の病死、清涼殿の落雷(930年)などが道真の祟りとされ、それを恐れた朝廷は、道真の罪を赦し、死後の位を上げました(942年)。そして、落雷以降、菅原道真は雷神と結びつけられたので、火雷天神を祀っていた北野に北野天満宮を建立し(947年)、道真の祟りを鎮めようとしました。

清涼殿の落雷は、菅原の道真の死後27年後。北野天満宮が建立されたのは、44年後。菅原道真が、いかに強く、人々の心に残っていたかがわかります...この頃、天神さんになったということでしょう。

道真が死後に送られた神号は「天満(そらみつ)大自在天神」。どの時点で送られたのかは、わかりませんが、雷の落ちる前なのだろうか、落ちた跡なのだろうか...この名前があったから、雷の神様になったのだろうか...などと、いろいろと想像してしまいます。

消された政治家・菅原道真

消された政治家・菅原道真

  • 作者: 平田 耿二
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 新書

NHK「その時歴史が動いた」 天神・菅原道真 政治改革にたおれる

NHK「その時歴史が動いた」 天神・菅原道真 政治改革にたおれる

  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2006/11/22
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日本のどぶろく祭り..現在8カ所確認 [長草のこと]

長草..といったら、やっぱり「どぶろく祭り」。Googleで長草を検索してみても、どぶろく祭りについて書かれているものが多いようです。

そんなことから、少し、「どぶろく祭り」について調べてみました。

長草のどぶろく祭りを含めて、今のところ、全国で8カ所確認できました。ザックッとですがまとめておきました。何ぶん行った事のないところばかりなので、誤りや不備な点はあると思いますがお許しください。

また、記述に関しては、基本的に各サイトに書かれている内容をそのまま引用しています。著作権等で問題になるようでしたらご連絡ください。

また、情報がありましたら教えてください。


どぶろく祭り リスト

■愛知県大府市
名称:長草天神社 どぶろく祭り
日程:2月24日(25日に近い前の日曜日)
場所:愛知県大府市長草町 長草天神社
交通:JR共和駅からタクシー
問合せ:---
内容:毎年2月に長草天神社で催される500年もの歴史のある祭です。
氏子が醸造したどぶろくが神前に奉納され、参拝客にも振舞われます。
福と徳を授けると言われる酒好きの猩猩(しょうじょう)が、高さ3mの巨体を揺さぶり赤ら顔で登場。(大府市観光協会から)
http://www.obu-kankou.gr.jp/event/doburoku/index.html

■長野県茅野市
名称:茅野市どぶろく祭り
日程:4月27日
場所:長野県茅野市(ちのし)本町 御座石神社(ございしじんじゃ)
交通:JR中央線 茅野駅下車、バス約8分
問合せ:茅野市観光案内所(0266-72-2637)
内容:御座石神社の氏子の中から選ばれた醸造当番が境内の酒蔵でどぶろくを醸造し、その粕(かす)でうどんをあえて、鹿の肉と共に神前に供える。祭り当日は地域の人々が持ち寄った手料理を肴に、車座になってどぶろくを飲み交わす。
http://hometown.infocreate.co.jp/chubu/chino/maturi.html

■岐阜県高山市一之宮町(旧 岐阜県大野郡宮村)
名称:水無神社どぶろく祭
日程:5月1日〜2日
場所:岐阜県高山市一之宮町 水無神社(みなしじんじゃ)
交通:JR高山本線 飛騨一ノ宮駅
問合せ:水無神社(0577-53-2001)
内容:1日が試楽祭、2日が本楽祭で、本楽祭では行列が行われ、神代踊り・闘鶏が行われ、どぶろくが振舞われる。そのためこのお祭りを別名「春のどぶろく祭り」ともいう。
水無神社は古代の天皇の即位の儀式と関連の深い聖地・位山(くらいやま)を事実上の御神体とする重要な神社であり、飛騨一宮になっている。この所在地「宮村」という名前もこの神社から来たもの。
また、この神社は夜明け前」を書いた島崎藤村の父島崎正樹が神官を務めていたことでも知られている。
http://www.ffortune.net/calen/maturi/05/doburoku-minasi.htm

■岐阜県白川村 
名称:白川郷 どぶろく祭り
日程:白川八幡神社(10月14日〜15日)/鳩谷八幡神社(10月16日〜17日)/飯島八幡神社(10月18日〜19日)
場所:岐阜県白川村内の、白川八幡(シラカワハチマン)神社、鳩谷八幡(ハトガヤハチマン)神社、飯島八幡(イイジマハチマン)神社の3つの神社
交通:東海北陸自動車道白川郷IC
問合せ:白川村役場 産業課 商工観光係(05769-6-1311)
内容:氏子たちが剣旗や五色旗を持つ笠をかぶり、裃・紋付羽織袴の出で立ちで氏子集落を巡る御神幸(神様が御輿に移り集落を巡る)を行い、それが終わると御輿は神社にかえり、境内に敷かれたムシロの上で、どぶろくを飲みかわす。また、奉芸殿では、獅子舞や民謡などの郷土芸能が披露され、夜更けまで境内は賑わう。
http://shirakawa-go.org/lifeinfo/info/kankou/maturi.html
http://bunkashisan.ne.jp/search/ViewContent.php?from=14&ContentID=130(ムービーあり)

■大分県杵築市
名称:白髭神社どぶろく祭り
日程:10月17日・18日
場所:大分県杵築市大田杵築市大田沓掛 白鬚田原神社
交通:宇佐別府道路速見ICを降り、速見大田ふれあいロード(広域農道)で約45分。JR山香駅からタクシーで約15分。JR宇佐駅から大分交通路線バスで約40分(途中乗り継ぎあり)
問合せ:杵築市産業建設部 商工観光課(0978-62-3131)
内容: 境内に並んだ人々が黒い盃になみなみとどぶろくをいただくと、神社は赤い顔をした人々の歓声で満ちあふれます。一人当たりの酒量に制限はありません。神のお下がりともいえるどぶろくを目当てに、県内はもとより九州一円、遠くは関東の方から2〜3万人もの観光客がつめかけます。
これは毎年10月17・18日の大祭の日の人釜ですが、昨年からは飲酒運転による交通事故防止のために運転手には持ち返り用の器にどぶろくをいれて提供、境内での飲酒をご遠慮願っています。
 どぶろく祭りは、9月25日の醸造始の儀から掛添えの儀・口開式、酒精検査・潔斎式・潮汲み・大祭・出座の儀・10月20日の終祭で祭りが終わることとなります。
 ここではお祭りについてごく簡易にしか紹介できませんが、
杵築市のホームぺージhttp://www.city.kitsuki.oita.jp/indexpc.phpでも紹介されています。(杵築市商工観光課)

■茨城県行方市(なめがたし)
名称:青沼どぶろく祭
日程:11月23日
場所:茨城県行方市(旧行方郡麻生町)青沼 春日神社
交通:大洗鹿島線 鹿島駅からタクシー。鹿島鉄道 玉造町駅からタクシー
問合せ:行方市麻生商工会(0299-72-0520
内容:平安時代の初期、奈良の春日神社から分祀した青沼の春日神社の建立を祝って始められた五穀豊穣の祭り。酒造りは青沼地区四地区の氏子らが持ち回りで行い、当番地区は十月下旬から準備に入り、十一月十日から神社の境内にある酒倉で本仕込みが行われ、夜昼となく見回りを続けて温度を調節していく。どぶろくは祭り当日参拝者に無料で振舞われ、夜には境内で演芸会なども開催される。
市指定無形民俗文化財。
http://www.sopia.or.jp/aso/ibento/doburoku/index.html
http://www.city.namegata.ibaraki.jp/kanko/ma_event/01/index.html

■三重県熊野市 
名称:大森神社どぶろくまつり(おおもりじんじゃどぶろくまつり)
日程:11月23日
場所:三重県熊野市 大森神社
交通:JR熊野市駅からバス50分、バス停:尾川→徒歩15分
問合せ:熊野市観光スポーツ交流課(0597-89-4111)
内容:800年以上続く伝統の祭り。神事の後、豊作に感謝しどぶろくが振る舞われる。神社には神明造りをはじめ、15種類の建築様式があるが、大森神社の本殿は春日造り。
http://kumadoco.net/news_after/view.cgi?no=407
http://www.kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=138

■福島県南会津郡南会津町
名称:会津田島祇園祭
日程:7月22日〜24日
場所:福島県南会津郡南会津町 田出宇賀(たでうが)神社・熊野神社
交通:東武鉄道浅草駅から会津鬼怒川経由3時間15分。会津田島駅。
問合せ:南会津町企画観光課(0241-62-6200)
内容:800年以上受け継がれた、国の重要無形民俗文化財。現在の「会津田島祇園祭」は約400年前の慶長時代の復興願いの「しきたり」が受け継がれている。
お祭りを運営するのは「お党屋組」と呼ばれる氏子たちで組織された12組で、13年に1度「当番お党屋組」が回ってきて、「お党屋本」を中心にお祭りを運営する。
祇園祭では、どぶろく造りを認められていたところで、祭りのお神酒もどうぶろくが使われる。7月9日、お神酒に使うどぶろくの仕込みが始まり、7月21日に「御神酒開き」が行われ、お神酒を神社本殿に備え、神職を当番お党屋本の家に招いて、聞き酒をする。 7月22日からのお祭りの期間、神社ではどぶろくのお神酒が無料で振舞われる。
22日 宵祭、23日 本祭、24日 太々御神楽祭
http://www.minamiaizu.org/gion/index.html
http://www.dydo-matsuri.com/list20/aidu/index.html

つくる・呑む・まわる—諸国ドブロク宝典

つくる・呑む・まわる—諸国ドブロク宝典

  • 作者: 貝原 浩, 笹野 好太郎, 新屋 楽山
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 1989/03
  • メディア: 単行本
多分、昔はどこの神社だって、自分たちでつくったお酒(どぶろく)をお神酒としていたはずだ。日露戦争を境に、どぶろく製造が制限されされるとは...。


どぶろく文化 (1952年)

どぶろく文化 (1952年)

  • 作者: 神吉 貞一
  • 出版社/メーカー: 神吉貞一
  • 発売日: 1952
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長草という地名 [長草のこと]

以前書いた「長草」という地名に関しての続編です。
http://blog.so-net.ne.jp/nagakusa/2007-03-05-1

「長草」という地名ですが、Googleでザックッと調べてみると、
近いところでは、
名古屋市中村区長草町
愛知県豊川市長草町
がありました。GoogleEarthで見てみると、川の近くであったり扇状地っぽい感じがして、湿地帯であった可能性は高いように思いましたが...(このあたり詳しくないので...)

また、
福島県古殿町石川郡山上字長草
岡山県小田郡美星町星田/長草(ながそう)
兵庫県加古郡稲美町稲美町六分一字長草
などもありましたが、場所が不確かであったり、特定できないため、詳しい事は分かりません。
茨城県の筑波の方にも長草という地名はありそうなのですが...。

詳しい方がいましたら、教えてください。


タグ:大府 長草 地名
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